技術提案事例

ステンレス素材の深穴加工のポイント

加工ノウハウによる VA・VEのポイント

ビフォー
ステンレス素材の深穴加工のポイント B

ステンレス加工においては、加工硬化を抑制するために、切削水を当てながら加工することが求められます。しかしながら、上図のように深穴加工(この場合ドリル径の3倍から深穴加工とする)を行なう場合には、切削水を奥まで当てることが困難になります。これに伴い加工面粗さの低下、加工損傷の可能性が高くなり、歩留まりが悪化しコストアップ、もしくは求められる要求の加工が困難になるケースがあります。


アフター
ステンレス素材の深穴加工のポイント A

切削水が深部にまで届きにくい問題を解消する対策として、スルースピンドルやガンドリル(刃物先端より直接切削水を出すことのできる特殊なドリル)の使用をします。工具はとしては高価になりますが、ステンレス素材を要求されるスペックに加工するためには必要な対応です。

ステンレス素材は、加工硬化が起こりやすい特性があるため、当事例のように切削水が届き難い深穴の可能などでは、必要に応じてスルースピンドルやガンドリルを使用する方法を採用する必要があります。設計者は、ステンレスの素材特性を加味して、深穴の寸法を検討する必要があります。例えば、上記事情を鑑みて必要以上に深穴を設定しない工夫などです。

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