技術提案事例

嵌め合い部品の精度設計のポイント

図面指示・設計変更によるVA・VEのポイント

ビフォー
嵌め合い部品の精度設計のポイント B

上図のようにメスとオスの嵌め合い部品がある場合、オス形状のものを初めに考え、メス形状をそれに合わせて考えると、メス形状の部品の難易度が高くなってしまう傾向にあります。メス形状の穴開け加工では異なる2面を加工しなければならない為、オス形状の部品に合わせて寸法精度を出すための調整に時間を要するほか、歩留まり悪化によるコストアップの要因となります。


アフター
嵌め合い部品の精度設計のポイント A

メス形状の部品の方を基準として考えて、それにオス形状の精度要求を検討するプロセスが無理のない機械設計のポイントとなります。オス形状の加工性は、メス形状よりも優れていることから、加工難易度も下がり、コストダウンに貢献します。

一般的に内径加工と外径加工とでは、内径加工の方が加工コストが高く、難易度も上がります、その為、嵌め合い部品の形状および精度設計の手順としては、まずメス形状の部品の加工基準を元にして、オス形状の部品の要件を設定する方が賢明です。設計者は、当事例のような加工事情を把握しておくことで、設計の組み直しが生じるリスクを減らすことができます。

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